15 December 2007

Morroco Day-2 (desert tour day1)



7時に集合だけど、6時半にホテルを出たときは真っ暗だった。真っ暗も真っ暗、あかりがまったくない。街灯も消えてる。こわー。ホテルは人が一人しか入れないような細い道に面している。くらー。誰かいるし。見えなくて逆に怖い。駆け足でフナ広場まででるとさすがにぽつぽつと人が歩いてるのが見える。一息つく。人がいたところでべつに安心ってわけじゃないけど。

暗い中でフランス風パンやが開いてる。若干不思議だけれど、よくみるとぽつぽつ店が開き始めている。美味しそうなので、朝ご飯用にパン購入。

待ち合わせ場所に到着したら安いツアーだから若者ばっかりじゃないかと思いきや、思いのほか大人というかお年を召したかたが多い。私たちがぼーっとしてたら一人のわりと上品なコッツウォルズにでも行くような格好をしたおばさまがつかつかとやってきて、イギリス英語で「何日のツアーなの?」と聞く。2泊3日で砂漠にいく、といったらば、じゃあっちね、と列を指差してくれた。次から次へと来る人来る人に同じことをきいて列を指図してるから、この人がツアー会社の人かと思ったら単純に仕切ってるだけだった。

私たちのツアーは12人がひとつのバンにのっていく。内訳は南イングランドからきた老夫婦(ヘンリーとアン)、ロンドン在住のウエーリッシュとオージーのカップル、同じくロンドン在住のロンドンっ子と韓国人のカップル、ロンドンで学生をやっていて、コースを終えて国に帰る前の長期旅行という韓国人カップル、われわれの10人がイギリスからで、それからチリからきたカップル。半分の母国語が英語ということで、まるでロンドンにいるのと同じかんじだよ。イギリス人はこういう大自然系のツアーが好きなのかね。

この南イングランドの老夫婦がとてもかわいい。ヘンリーさんはひょろっと背が高くてイギリス人紳士っぽいのだが、一人で皮肉交じりのイギリス英語で喋り捲ってて、しゃべりに夢中でちょっと空気が読めない。「Oh, Gosh 」が口癖なのかいつも言ってる。どこからきたの?と聞かれて日本からだといったらば「Oh, Goosh」窓の外の景色をみては、「oh Gosh, Gosh,」っておどろいてんだかなんだかわからんけど。単に口癖なんだろな。そんなヘンリーをいつもアンが笑いながら突っ込みをいれている。イギリス人っぽいダサダサファッションだけど。かわいらしい。おじいさんが変な事をいっても、「もうほんとうにうちの夫は恥ずかしいわ!」とかいいながら何気なくフォローし続けてるしとても可愛い人だった。なんでモロッコにくる事にしたの?と聞いたら、この人が勝手に決めたのよ!といいながらウインクしてた。興奮で話がとまらないヘンリーさんの「Gosh」を聞きながらツアーは出発。
メディナの塀の上にコウノトリがいっぱいいるのをみつつ。
マラケシュの町外れはまるでスラム街みたいだった。

まずはアトラス山脈を超える。道が荒いと聞いていたので、乗り物に弱い私は念のため酔い止めを飲んで挑む。




途中の風景。いくつか山を越え、山の中にすむベルベル人の集落を抜ける。
犠牲祭の前だからか、羊を売り買いしてるのをよく見かける。

そしてアイット-ベン-ハドゥの集落(世界遺産)。
ヘンリーさんがアラビアのロレンスの長映しのシーンのすばらしさを語っていた。
ここで撮影されたそうだ。






ワルザザードでご飯。ワルザザードには撮影所があるらしい。ヘンリーさんガイドのようにしゃべりまくる。妙に年代に詳しい。歴史でも専攻してるのか?


ここでお昼を食べる。

その後山をのぼってはくだり、途中で休憩をはさみつつこの日は山の上のティリネール近くのホテルにて宿泊。思ったより奇麗じゃん!とみんな喜んだのもつかのま、山の中で超寒いのにヒーターが部屋になくて、寒い。凍え死ぬかと思った。熱いシャワーがでなかったらみんな凍え死んでただろう。

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