11 February 2007

イギリスの日本人

こっちでワークパーミットを取るのに、いろんな日本語の書類の翻訳をイギリスの会社に依頼した。
普通のレターと、ちょっと小難しい税金関係の表。
見積もりをとった時は表はつくってもらえるか心配だったので、表は私のほうで作った方がいいのか?と言う事を確認したんだけれど、他の日本の会社はそうしてください、ということだったのに、ロンドンの会社だけは「表まで自分で作成しないと、責任がもてませんのでこちらでやります!」という心強いお答え。いいぞ。頼んだ!

ところが、出来上がってきたものをみたら、ぜんぜん表じゃない。私が固有名詞にふりがなをふるためにとったコピーふりがなが適当に書いてある表の単語部分に番号がふってあって対応表をつくっただけだった。電話で確認したら、「うちでA3のプリントアウトが出来ないので(表がA3)対応表にしました」という。対応表っていっても、この私の落書きに適当にふった番号じゃ対応表にならないんじゃないか、っていったら「じゃそれは作りましょうか?」って。いわなくても作るだろ。ふつう。しかもこういった対応表で申請が不許可になった例があるから、表にしたい、といったらば,A3がプリントアウトできないの一点張り。なんじゃそれ。プリントアウトくらい、キンコーズに行ってでもやれよ。
仕方ないので自分で表をつくる。A4になるようにどうにかこうにかエクセルでまとめる。そのデータを送るからそっちのレターヘッドつけて印刷してサインして送ってね。よろしく。
といったら、なんかレターヘッドにデータをのせたものを「確認してください」といって、メールしてきた。
みると、すっごい画像が荒くて、小さい字が読めないうえに、枠に隠れて見えない字とかあるから、それを指摘したら、「どれですか?こっちではよくみえますが、、、、」っていう。言い方も馬鹿にしてるが、それならそっちの素敵パソコンではきっとちゃんと出てるんでしょうと思ってそれにサインして送ってもらう事に。
送られてきたもの。2種類の表を頼んだのに、同じの2枚入ってるよ、、、、しかもやっぱり、画像荒くて読めない。仕方ないのでメール。今度はこっちで、JPGとPDFのデータ作ってあげてあとレターヘッドつけて印刷するだけにして送る。すぐ電話してこい。してこない。夕方までまってもこないから電話してみる。「あー今みてるんだけど、、、これからやります」って。おめーすいませんの一言ぐらいいえよ!同じの2枚入ってましたけど。と嫌味たらしくいってみる。「はは。慌てちゃってね」だって。
そんで、また送られてきたものを確認。さっぱり解像度が変わってない。字が見えない。こいつはワードの使い方が分かってないんだな。キャプチャでとってどうのこうのっていってたから。「挿入」でイメージ挿入してくれ。試しに、以前に確認のために送ってきた、レターヘッド付きのワードファイルに自分でイメージ挿入して印刷してみる。すっきりはっきり字がみえるように印刷された。できんじゃん。このままサインも偽造して、、と思ったけれどさすがにそれはどうかと思って其のデータを送って、サインして、送り返してもらうようにメールした。さてどうなることやら。。。
なんか自分で表を張り込んだりしてるうちに、だんだんすっごく腹が立ってきた。なんだこいつは!この分のバイト代だせ!つか翻訳料ただにしろ!だいたい、敬語がまともに使えないのがあたまにくる。若造と思ってるのかな?それにしたって客だぞ。
日本だったらあっさりやめて別のところにするんだけれどこっちだとなかなか日本人の翻訳者がいないうえに、初めの見積もりの対応だけは(口だけだけど)すごくよかった。だまされた。ロンドン在住35年だそうだけど、日本人も長くイギリスに住んでると、仕事の仕方もイギリス人になっちゃうのか?

これは続きます。

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