突然だが、HSMPの取得についてのメモをとっておこうと思います。
なぜならこのサイトにをたまたま偶然ぐぐってやってくる人にHSMP関連のことがおおいのです。
HSMP とはHighly Skilled Migrant Programme という就労ビザの一種で、普通のワークパーミットと違うのはワークーパーミットが会社(雇用者)が申請するというのに対して、HSMPは個人が申請するという部分が大きい。(2007年6月現在)基本的には、自国である程度のスキルを持っているひとに対してその技術を使ってイギリスで働いてもいいですよ、というものです。ポイント制で、いくつかの項目をクリアして全部で何点以上なら申請できるということになっている。以前は、訪英前に何年就労経験があるか、その仕事内容などを証明することによって点数がついたのだけれど、去年の12月に突然方式が変わって、申請前一年間(イギリスで学生をしてた場合は、その前の一年)の「年収」が大きな判断材料になってしまって、申請時にそろえる書類などもぜんぜん変わってしまいました。
参考;
http://www.workingintheuk.gov.uk/working_in_the_uk/EN/homepage/schemes_and_programmes/hsmp.html?
イギリスではこういった申請をソリスタ(司法書士みたいなものだと思う)や弁護士に頼むことが多いのですが、私は自力でやりました。そろえる書類を見る限り、自分でそろえられるものばかりだったし、ちょうど学校の同級生が仕事先を通して申請しようとしていて、彼女が会社の弁護士にいろいろ聞いたその情報をもらえたので自分でできると思ったのです。
申請は日本からでもできますが、私はイギリスにいたので、イギリスでしました。ただし、それまでは配偶者ビザで滞在してたのですが、配偶者ビザから仕事のできるビザへの変更はイギリス国内ではできないので一度日本に帰ることになりましたが。
HSMPの申請自体は私個人の感覚では「ガイダンスに沿って、そのままそのとおりに提出すれば通る」ものでそんなに大変ではありません。ただ、ガイダンスに沿ってそのままそのとおりの書類をそろえるのがいろいろ面倒ですが。ガイダンスの最後に表がついているのでそれをみれが必要書類が分かるはずです。
私の場合の一番のネックはIELTSという英語のテストの点数。これが要求点まで到達したことなかったんじゃよ。だって大学院行くときも付属の語学学校いったからねー。関係なかったし。しかし少なくても6.0はいる。これは普通に大学院いってたらまったく問題ない点数だけど、英語の苦手な私は心配。とにかく試験を受けなきゃいけないってのがもうすでに心配。仕方なく一週間学校に行きなおしてなんとかとりました。。。相変わらずスピーキングが超悪い。でもまあとれればいんだよ。
次のネックというかめんどくさいのは、収入証明の英訳。これは自分ではできないし、イギリス政府に認められた翻訳者に訳されたもの、となっている。このときのやりとりは別で書いているけど、あれこれやったけどとにかくできてよかった。(
イギリスの日本人1,
2)
収入証明には、給料明細と源泉徴収票、と書いてあるが、もちろん給料明細などはすでにない。そのうえ給料明細は再発行できないとかいうので、仕方ないので、該当する給料台帳のコピーをだしてもらって、給料証明書というかたちでレターを書いてもらって代用した。源泉徴収票は再発行してもらえた。それに、念のため、就労証明のようなものを書いてもらった。こういった書類を作ってもらうのも、前の会社の総務、経理に同期の子がいたのが助かりました。
あと注意しなければならないのは、学校の卒業証明書。卒業証書の複製にサインをもらったものでもだめで、卒業証書そのものを送る必要があります。
私の場合はその他に、戸籍謄本と其の英訳(大使館で発行してもらえる)を提出しました。会社ではたらいていた時の書類の名前がすべて旧姓だったのでそれを証明する必要があったのです。
とにかくガイダンスにそって提出すれば普通にとれます。沿ってない場合は
こんなことに。
そうして提出して1ヶ月くらいで無事にHSMP許可の紙が届く。
A4のぺらーとした紙だよ。でもこれだけじゃイギリスにはいられません。
6ヶ月以内にエントリークリアランスかFLR(滞在延長許可)の申請をしてね、っていう返事がきます。あなたは配偶者ビザだからFLRはだせませんとかそういうアドバイスはまったくありません。自分でちゃんとしらべてどっちかを申請してね。ってことです。
私は日本に帰ってエントリークリアランス(入国許可証)をとらなきゃいけないので、日本に帰ってとりました。
HSMP保持者のエントリークリアランスの申請については、イギリス大使館にメールすると教えてくれました。ホームページには載っていなかったので。最高で2年までもらえます。
エントリークリアランスの申請料が私が日本に帰国する1週間前に倍になりました。200ポンド。約5万。前は80ポンドだったのに。HSMPの申請料が330ポンド(約8万)(2007年2月時)。今調べたら400ポンドだって。高いね。もしこれで、だめだったらふところが痛いね。そして弁護士を頼むとそれだけれ1000ポンドくらい。それから、翻訳料に100から200ポンド。あとIELTSの試験に95ポンド。
なんでもお金かかりすぎだよ。
私はソリスターをあまり信用してないので自分でやりましたが、そんなに大変ではありません。ソリスタに頼んだところで、あつめなきゃいけない資料は自分であつめなきゃいけなくて手間はかかるし。カバーレターも自分で書きました。
ちなみにワークパーミット、HSMP共に来年(2008年)になると大幅にまた改正されるそうです。また大変になるかもしれません。